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間取り
 
パース図
 
立面図
 
囲炉裏を囲んで・・・

私の仕事の進め方のポイントは、次の3点です。

 1.ステップ・バイ・ステップで進める
 2.お客様にプロセスを楽しんでいただく
 3.基本的に施工監理までを設計と考える

 1については、ひとつの行程が完了しなければ次の行程には進まないと言うことを意味します。例えば、はじめに間取りを考えますが、間取りが決まるまでは立面図や外観図は作りません。
 お客様によっては、「平面的な間取りだけでは分からない」とおっしゃる方もおられるかも知れませんが、他の情報があると却って間取りに集中できなくなるものです。
 しっかり間取りを検討しているうちに間取りだけでイメージが湧いてくるものですし、要所要所でそれを補足するためにパース図(部屋毎に完成イメージを絵にしたもの)作って確認していきます。
 ですから、私の仕事は設計期間の正確な予測ができません。
 ひとつひとつの行程をお客様に納得していただくまで突き詰めるからです。
 しかし不思議なもので、はじめは設計期間がどれくらいかかるのか気にされていているお客様でも、一緒に考えていくうちにそのプロセスをどんどん楽しまれるようになってきて、多少設計期間が予定より長くなってもご不満が出ることはありません。
 また、お客様も自然と設計について理解されるようになりますので、細かいところまで納得のレベルが深くなって行きます。

 もうひとつ重要なことがあります。
 それは、私もお客様もお互いをよく知ると言うことです。
 家は、お客様とそのご家族が最も自分らしく生活していくための場所です。当然の事ながら設計者が住むわけではありません。
 ですから、私はなるべくお客様の気持ちになって、その上で経験的に得た知識や技術を総動員してそのお客様に最もふさわしい家を設計したいのです。
 そのために、まずはじめにお客様には私の自宅(事務所)に来ていただきます。
 そこで、お茶やコーヒーを飲みながらお客様の家族構成や趣味のお話しなども交えて設計の打ち合わせを進めていきます。
 お客様は、モデルハウスとしての自宅兼事務所を見て、テーブルでお茶を飲む体験をしていただくことで、私の作る家の雰囲気を実感していただくことができます。
 話が弾んでくるとそのまま囲炉裏(いろり)を囲んで一杯、ということも・・・

 そのようなことを幾度も積み重ねていくことが、私の設計思想やお客様のご希望をお互いによりよく理解するために大きな役割を果たしていると思いますし、お客様には建材の特性や間取りの意味、様々な工法などを楽しみながら勉強していただく機会にもなっており、より納得できる設計内容へと磨かれていくのです。
 よく家は住んでみて初めて「こうすれば良かった」と思われることが多いと聞きます。また、「家は3軒作り直してようやく納得できるものになる」とも言いますが、このような手法で設計を進めていけば恐らく多くの方が不満の少ない家を作ることができると思いますし、実際にこれまでのお客様からもそのようにおっしゃっていただいています。

 3については、設計と施工監理はよく分けて考えられることがありますが、私は基本的にはこの2つは連続したものだと考えています。
 そもそも施工監理とは、その設計内容及び施工計画どおりに施工が進められているかということをチェックし、そうなっていない場合には施工側にそれを指示し是正していく役割の仕事です。
 そう考えると、設計が完全で計画が妥当なものであれば、設計と施工監理は分けられると思われて当然なのですが、もし、設計が完全であっても、また計画が妥当なものであっても現実にはそれだけではすまされない部分があるのです。
 まず一つめは、設計に十分納得されているお客様でも、実際に家が建ち始めると変更したい部分や追加したい部分が出てくるものです。
 また二つめには、設計どおりの材料が計画どおりに入手できない場合などに施工側の考えで代替え品に代えられる場合もあります。ただし、それはその材料を使う意味を本当に理解しているとは限りませんので、取り返しのつかないことにもなりかねません。
 そのときに、臨機応変に対応できるのは、やはり設計者なのです。
 設計者はお客様のご希望やその設計の意味を最も理解して建築的な指示が出せる人間ですので、施工側にもお客様にも最良の提案をし、また実行できるのです。
 当然、お客様のご都合や場所の問題などで私が施工監理までできない場合もありますが、その場合でもできるかぎりご相談に応じるようにしていきます。
 以上が私の基本的な仕事の進め方です。

 これまで、最も遠方のお客様は福岡の方でしたが、このホームページができたことで、全国のみなさんに私の家づくりを知っていただく機会が広がりました。遠方の方には頻繁に我が家へ、という訳にはいきませんが、このホームページ上で家づくりについての会話を楽しみましょう。でも、なるべく一度は体験していただきたいと思っています。