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No.8 泥棒が入りやすい家
No.7 身近な夢
No.6 家族が作る縁
No.5 人生と仕事と家族
No.4 便利の裏に
No.3 生きる・住む・・バランス
No.2 健康のキャッチボール
No.1 家とジェンダー
No.15 平屋建て?二階建て?
No.14 便利の裏側
No.13 火と水
No.12 食事は誰のために作るのか?
No.11 お客様第一主義
No.10 大切なこと
No.9 共に育つと言うこと
No.18 壊せ規制概念1:塀をつくらない
No.17 デザインコンセプト
No.16 家族とキッチンと家庭菜園
壊せ規制概念2:汚れる事を恐れるな  
考える黒板 No.19

20歳代の美しさと60歳代の美しさは違う。
60歳代の美しさは皺があって当たり前だし、60年生きた証、紆余曲折が味にもなることもある。
それはその人が本物であったから美しくなるのだろうと思う。
それを家に例えてみると、この家が30年経った時に美しいと思える家かどうかという事ではないだろうか?
手垢が付いたところはいつも触れていた所。その家族が暮らしてきた事を包み込んでくれる美しさだと思う。
それを表現してくれるのがやはり「本物」である。
我が家には汚れても味になる素材がたくさんある。十年の生き様がやはり現れている。
見せかけの家には深みがない。汚れることをつい避けてしまう習慣がある様な気がする。
少し視点を変えてみてはどうだろうか?

     
壊せ規制概念1:塀をつくらない  
考える黒板 No.18

日本では家を造るとき、塀、門扉を設ける事が大半だろう。
この塀と門扉が人生にどのような影響を与えるか考えてみた。

門扉をつけて、もしかすると鍵まで付けている家がある。
そんな家に住む人は、近隣との付き合いを面倒くさがる人が多い。
若い時、子どもが一緒にいてそれなりにコミュニケーションがある時はいいのだが、子どもも巣立ち、ふと振り返ってみた時にそこにいるのは夫婦二人、もしくは自分一人だったりする。
日頃から他人と触れ合う事をせずに、ある程度年をとってから改めて触れ合う事はなかなか難しいみたいだ。
家を造る時に、周りの人達が気にかけてくれるような仕掛けをつくることは重要だと思う。 人を招き入れやすくする事も大事だろう。

     
デザインコンセプト  
考える黒板 No.17

佐藤卓氏というデザイナーがいる。テレビに出演している姿を最近よく見る。
彼のデザインに対する考え方がなかなかおもしろい。
ニッカのピュアモルトの瓶のデザインがヒットの始まりらしいが、ラベルは剥がし易く飲んだ後にも何かに使いたくなるような仕掛にしてある。
決して「このように使ってください」とは明記しないところに面白みもある。

建築雑誌(新建築)に掲載された大阪の店舗設計の記事にこうあった。
「これはどんな仕事でもそうですが、デザインの現場は、デザインの主張を押し付ける場所ではないと思うのです。このお店であれば、あくまでも主体は洋服です。ですから、それを心地よく見てもらい、買ってもらうための空間でありたいので、デザインを研ぎ澄ます場所ではないと。・・・・・・“ほどほど”が人との接点を優しくするのではないかといつも思っているので、デザインをする時も行き過ぎないことを心がけています。」
読んで嬉しくなった。

それは私もいつも「7割のデザインで止めておかないと住む人は疲れてしまう。」
「デザインをしないデザインを心がけたい。」と、こう思って家造りに取り組んでいるからで、それに近いものを感じたからである。

     
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